アクセントウルトラ
非侵襲的痩身マシンの歴史
体表面から超音波発振素子を当てることによる超音波によって非侵襲的に皮下の脂肪細胞を破壊するという試みは以前から研究されていました。それらの試みで用いられていた超音波は縦波超音波と呼ばれる波動の進行方向に平行に振動する波動による超音波であり、その縦波超音波によりキャビテーションと呼ばれる現象が引き起こされますが、キャビテーション現象は組織の選択性がありませんので脂肪細胞以外の組織も破壊してしまうリスクがありました。そのため高いエネルギーで照射することもできず、脂肪融解法としてはあまり効果が高いものとはいえませんでした。
アクセントウルトラが効果的に皮下脂肪を減少させる仕組み
アクセントウルトラは縦波超音波に加えて初めて横波超音波(剪断波:Shear Wave)を実用化することに成功した世界初の痩身マシンです。この横波超音波は組織を体表面から波動の進行方向とは垂直に組織を振動させます。脂肪細胞は上皮、真皮の細胞や皮下でも間質の細胞や血球細胞(赤血球、白血球、リンパ球、マクロファージなど)に比べると数倍〜十数倍の大きさを持っている上に細胞質全体に単房性の油滴が充填されているため細胞膜に衝撃が加わりやすく、横波の衝撃に弱い細胞です。従ってそれらの振動によって比較的容易に細胞膜が破壊されます(一時的に分断化されて穴が開く)。その結果、脂肪細胞以外の細胞が傷害を受けるよりも遥かに低いレベルの横波の衝撃で脂肪細胞内の細胞質の多くの体積を占める油滴成分が細胞外に漏出し、その脂肪細胞は小さく縮小してしまいます。それらの細胞外に漏出した油滴成分は脂肪組織の間質に存在する脈管系(血管やリンパ管)に取り込まれることで脂肪組織外へ排出される一方、油滴を放出した脂肪細胞は多くがアポトーシス(細胞死)に至って死んで無くなってしまいます。一部の縮小した細胞はそのまま細胞膜が塞がり死には至りませんが、死に至らなかった脂肪細胞も体積自体は大きく縮小するため脂肪組織全体の体積は大きく減少します。従って横波超音波によって傷害を受けた皮下脂肪組織の体積減少は一時的なものではなく恒久的なものとなります。
痩身治療におけるアクセントウルトラの位置づけ
上述のメカニズムにより、アクセントウルトラによって初めて体外から脂肪細胞特異的に(脂肪細胞のみに)細胞を破壊することが可能になりました。これは「切らない脂肪吸引」と言っても過言ではないほどの大きな技術革新であり、痩身治療の歴史的な進歩とも言える素晴らしい技術であると言えます。この技術は特許によって保守されているため他の類似マシンではこの効果を出すことができません。また、現在では体外的に皮下脂肪を減少させる試みとして脂肪細胞がその他の細胞よりも低温に弱いことを利用した方法も実用化されつつありますが、一回の治療効果、痛みの内施術の快適さ、細部にわたる治療のしやすさ、リバウンドの無さなどでまだまだアクセントウルトラには及ばないのが現状です。
上述のようにアクセントウルトラは脂肪組織への優れた傷害特異性があるにもかかわらず超音波特有の不快な金属音も比較的少なく、治療を受ける際の不快感も強くありません。但し脂肪吸引などの観血的な侵襲治療と異なり、1回でゴールを目指す治療ではありませんので治療の進行程度を検討しつつ、通常は複数回(3〜5回程度)を繰り返す必要があります。
*ある研究によると腹部をターゲットに24名の被験者に2週間間隔で4回施術、その2週間後に計測したところ、平均4.37cm(上腹部) 5.88cm(中腹部) 5.32cm(下腹部) の減少がみられたとのこと。(被験者の平均BMIは26.3)
アクセントウルトラ
『アクセントウルトラ』は、世界発の横波剪断波(SHEAR WAVE)を搭載しているため、脂肪細胞のみを破壊するため理想的な体型を手に入れることができる画期的な超音波医療機器です。
アクセントウルトラの特徴は
1.痛くない
2.1回でも効果を実感
3.リバウンドしない
4.ダウンタイムがない
超音波の横波を脂肪細胞膜の固有周波数に同調させ、共振現象を利用して脂肪細胞膜を破壊します。その結果、脂肪が液化して溶け出します。溶けた脂肪は血管やリンパ管に取り込まれ、肝臓での代謝を経て体外へ排出されます。脂肪細胞自体がなくなるのでリバウンドの心配がありません。
これまでの超音波痩身マシンは縦波超音波によるキャビテーション作用で脂肪細胞を破壊していました。この縦波超音波は組織の選択性がないため皮膚の表面から脂肪細胞を破壊しようとすると高出力にした際、脂肪以外の血管や神経、皮膚などにもダメージを与えてしまうリスクがあり低出力でしか施術出来ませんでした。アクセントウルトラの横波は脂肪細胞だけに共振作用をおこし他の組織を傷つけることなく脂肪細胞膜だけを選択的に破壊することが可能です。そのため、施術後のダウンタイムもありません。
アクセントウルトラには、40.68MHzの高周波(テノール)出力装置も搭載されています。超音波で破壊して溶かした脂肪をすぐに血管やリンパ管に取り込ませるのがこの高周波です。熱エネルギーでリンパの流れを促進させると共に、肌そのものを引き締め、ハリと弾力のある肌をつくります。
この、高周波治療を併用するためアクセントウルトラは即効性があり1回でも効果を実感することができます。
適応
手術や注射をせず、ダイエット・部分やせを実現したい方
適応部位
・ぽっこり出たお腹、わき腹、背中
・お尻
・太もも、ふくらはぎ、膝上
・二の腕
・顔、フェイスライン
効果
◎部分痩せ
・体脂肪の減少
・リンパドレナージによる引き締め効果
◎たるみの改善
・ダイエットや出産後の皮膚のたるみ感の改善
施術の流れ
治療経過をみるための施術部位の計測、写真撮影等を行います。
施術を行う部分に水性ペンでマーキングをします。
専用のクリームを塗布します。
まずはエリアを確認し超音波の治療から始めます。プローブを回転させながら照射される超音波(横波)はゆっくりと脂肪に伝達されます。
1ブロック(5×5cm)でおよそ4〜6分しっかりと超音波を導入します。施術中はじんわりと暖かさを感じます。丁寧に、しっかりと時間をかけて超音波を患部に伝達させることで横波を共振させ、脂肪減退に効果をもたらします。
次に専用のオイルを塗布し高周波を照射します。代謝を促進するステップです。この高周波は比較的強いパワーが入り、熱感を感じます。施術者と温度を確認しながら治療を行います。
オイルのふき取りをして終了です。
治療直後は若干、熱感と赤みを感じる場合がありますが通常の生活に支障はありません。
治療回数と間隔
2〜4週間程度間隔を空けて、次回の施術を行います。
一度の施術でも効果をご実感いただける方も多いですが、同エリアは複数回(3〜5回以上)の施術をおすすめしております。お得な回数券のご用意もあります。
注意事項
日常生活への制限はとくにありません。副作用もなく、施術直後から通常の生活をしていただけます。
治療を受けられない方
- ペースメーカを使用している方
- 施術部位に金属やシリコンを埋めている方
- 妊娠中の方
- 心臓疾患、出血性疾患、糖尿病、悪性腫瘍など、内科的に大きな疾患をおもちの方
- その他、医師が不適切と判断した方
「アクセントウルトラ」施術例
治療の概要
ほとんど全ての治療写真は、当院院長が主導的に行なった治療例です。当然のことですが画像処理等は行っておりません。
より詳しい情報のお問い合わせ
より詳しい情報はページ上部のバナーよりメールにてのお問い合わせ可能です。但し医療に関する適切な選択に資する情報提供を目的とするものとして、治療を検討中の患者様に限らせて頂きます。
費用について
費用は料金表通りです。治療費を提示する際にホームページに記載されている以上の治療費が加算されることはありません。
●アクセントウルトラ1エリア(10×10cm) 33,000円(税込)/回
治療リスク、副作用等について
一般的な治療リスクとして、炎症後色素沈着、色素脱失、内出血、腫れなどが起こる場合があります。患者様によってはそれらが過敏に発生し遷延する場合もあります。肥厚性瘢痕、ケロイド化が生じる場合もあります。麻酔によるリスクが生じる可能性があります。その他予期せぬ合併症、副作用等が生じる可能性があります。
その他治療の種類により特有の治療リスク、副作用等があります。
※平日は料金半額となります。