鼻(毛細血管・ニキビ跡・毛穴の開き、いちご鼻)
鼻のニキビ跡・目立つ毛穴には一般的にフラクショナルレーザー照射が行なわれます。しかし鼻の皮膚は硬く柔軟性や伸縮性に乏しいのでレーザー治療単独での効果は限定的です。従って当院では以下のような治療方法を取っています。
1)皮膚表面(表皮)を出来るだけ温存した状態で鼻の真皮を柔らかくし、皮下と真皮の肥厚を部分的に薄くます。
2)更に凹み部分(ニキビ跡底や開いた毛穴)を可能な限り盛り上げ、時として整鼻目的で一部の皮膚を肥厚させる。
3)高周波メスで部分的に変形させることで出来るだけ平坦化を図る。
4)レーザー治療を加える。
というやや複雑な複合治療です。期間と回数が必要ですがほとんどのケースで状態を改善させることが可能です。副次的に鼻尖や鼻背の形や斜鼻、鷲鼻などを多少改善させることも可能です(ご希望に応じて)。
「鼻(毛細血管・ニキビ跡・毛穴の開き、いちご鼻)」施術例
治療の概要
ほとんど全ての治療写真は、当院院長が主導的に行なった治療例です。当然のことですが画像処理等は行っておりません。
より詳しい情報のお問い合わせ
より詳しい情報はページ上部のバナーよりメールにてのお問い合わせ可能です。但し医療に関する適切な選択に資する情報提供を目的とするものとして、治療を検討中の患者様に限らせて頂きます。
費用について
●コンビネーショントーニング5回コース 165,000円(税込)
●高周波ラジオ波メスによる毛細血管焼灼治療1ヶ所 77,000円(税込)/回
費用は料金表通りです。治療費を提示する際にホームページに記載されている以上の治療費が加算されることはありません。
治療リスク、副作用等について
一般的な治療リスクとして、炎症後色素沈着、色素脱失、内出血、腫れ、再発などが起こる場合があります。患者様によってはそれらが過敏に発生し遷延する場合もあります。肥厚性瘢痕、ケロイド化が生じる場合もあります。麻酔によるリスクが生じる可能性があります。その他予期せぬ合併症、副作用等が生じる可能性があります。
その他治療の種類により特有の治療リスク、副作用等があります。
(50歳代 女性)
○コンビネーショントーニング 165,000円/5回コース(税込)
起こりうる副作用:光アレルギーによる発赤、腫れ、熱傷、色素沈着、痂皮など。
○高周波ラジオ波メスによる毛細血管焼灼治療1ヶ所 77,000円(税込)/回
リスク 腫れ・内出血・痛み・色素沈着・色素脱失・肥厚性瘢痕・再発 など
(50代 女性)
2019年頃より2022年頃にかけて、ピクセルレーザー(2022以降使用せず)、CO2フラクショナルレーザー、メス(ブレードメス、円形メス、高周波メス)を使用した外科的治療、マイクロ絶縁針を使用した治療、ケナコルト(ステロイド)・成長因子を使用した注入治療、ティクセル(熱によるスタンプ治療)など。
○マイクロ絶縁針治療 55,000円/回
起こりうる副作用:出血、腫れ、発赤、痂皮など
○フラクショナルレーザー 55,000円/回(税込)
起こりうる副作用:発赤、腫れ、熱傷、色素沈着、痂皮など
○成長因子療法 99,000円/回 (税込)
起こりうる副作用:腫れ、内出血、色素沈着など。重大な副作用報告として注入部に一致したシコリ(当院発生歴無し)
○コンビネーショントーニング 33,000円/回(税込)
起こりうる副作用:光アレルギーによる発赤、腫れ、熱傷、色素沈着、痂皮など。
○Tixel(全顔)99,000円(税込)
起こりうる副作用:炎症後色素沈着、色素脱失、内出血、腫れなど。
○ケナコルト注射 55,000円(税込)
起こりうる副作用:月経異常、誘発感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害等
※ジェンテクニック(ジェンモード)
波長1064nmのロングパルスYAGレーザーを皮膚から離して中空照射することにより、真皮上層部を加熱する事により、赤ら顔・キメ・ハリ・毛穴の開きを改善させる治療法です。
レーザーによるピーリング効果により皮膚の表面の古い角質を取り除き、みずみずしい新しい肌に生まれ変わらせます。気になっていた毛穴の開きやニキビ跡も改善します。
肌に非接触なのでゲル等を塗布する必要もなく、短時間でダウンタイムの無いお手軽で効果的な治療法です。
※高周波ラジオ波メスによる毛細血管焼灼
高周波ラジオ波メス(4.0MHz)は組織細胞中の水分子に対する高密度な集中性により過剰な発熱や熱変性を抑え、炭化による組織損傷を抑えて切開凝固が可能な医療器具です。この器具のひとつのアプリケーションとしてマイクロ絶縁針電極(microinsulated Needle)という先端部が通電部でその上部は絶縁被膜によってコーティングされた絶縁部を持つ針電極があります。このマイクロ絶縁針電極を用いて毛細血管拡張症の治療-に応用することが出来ます。毛細血管拡張症とは、一般的に皮膚表面から真皮上層の毛細血管が拡張して赤い線状に透見する状態です。この透見した毛細血管に一致してマイクロ-絶縁針電極を皮膚に接触させた状態で一瞬通電すると真皮上層に電極が刺入すると同時に血管を含めた真皮組織が高周波により凝固され、毛細血管が閉塞し、血流が途絶します。-側副血行路も含めくまなく処置することで血流は広範に途絶し肉眼的にも赤い線状に透見されていた血管は施術直後から透見出来なくなります。
一般的には血管内のヘモグロビンに吸収されやすい波長のレーザー(色素レーザー、長波長ヤグレーザー)が治療に用いられることが多いと思いますが、被施術者の痛みへの寛容-度や施術者の根気、治療環境など次第では当治療が第一選択の治療に成り得ると思われます。